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基礎知識
融着接続作業の手順と注意点
(1)ファイバ保護スリーブ挿入
ファイバ保護スリーブは、接続点での露出させるファイバの保護のために使用します。ファイバ保護スリーブは後から挿入できないので、忘れずに挿入してください。
ファイバ保護スリーブ内にゴミが入るのを防ぐため、ファイバ保護スリーブを挿入する側のファイバ被覆を、アルコールを含ませたガーゼで清掃してください。
(2)心線被覆除去
ファイバのガラス部分を露出させるために、ジャケットリムーバを用いて被覆除去を行います。(25〜30mm程度)
ジャケットリムーバは心線にそって平行に引いてください。
(3)ファイバ清掃
被覆除去後にアルコールを用いてガラス部分の清掃を行います。
きれいなガーゼを用い、当てる位置を変えながら、ファイバの全周を丁寧に清掃します。“キュッキュッ”という音がすると、裸ファイバ表面がきれいに清掃できています。
高純度(99.5%以上)のエチルアルコールを使用します。
キュッ! キュッ!
(4)ファイバ切断
ファイバカッタの操作手順に従い、切断します。
接続不良の原因になりますので、切断したファイバの先端は、ぶつけたり触ったりしないよう注意してください。
切断後のファイバ屑を散乱させないよう注意してください。
切断は、融着作業時の損失特性を左右します。切断不良の低減のために、カッタの切断刃およびクランプの清掃を心掛けてください。(写真12
清掃しても切断不良が改善されない場合は刃の寿命と思われます。刃を回転させて新しい位置でお使いください。(写真3
[FC-7Rシリーズ]をご使用の場合は、切断刃自動回転式のため、手動での回転は不要です
(1)切断刃の掃除 (2)クランプ(上部、下部それぞれ2カ所)の掃除 (3)回転させて新しい位置に変える
(5)融着接続
融着接続機の操作手順に従い、融着作業を行います。
放電テストは、融着作業前に必ず実施してください。放電テストにより適正な放電パワーを設定することで、低損失での接続が実現できます。
[TYPE-25eシリーズ]は、通常環境下の使用では放電テスト不要です。
ファイバに曲げ癖があるとV溝に正しくセットできない場合があります。軽く指でしごいて曲げ癖をとり除いてください。

 

(a)〜(c)の原因が考えられます。順に試してください。
(a)被覆除去がきれいにできなかった。 ジャケットリムーバの刃に被覆屑が残ったまま、被覆除去を行ったためです。標準添付の清掃ブラシで刃についた屑を取り除き、前記(2)の手順に戻り、心線被覆除去からやり直します。
(b)融着接続機のクランプやV溝にゴミがついていた。
クランプは、アルコールを含ませた綿棒で軽く拭き取るように清掃してください。(写真1
V溝は、標準添付のV溝清掃治具のブラシの腹の部分がV溝に当たるように強めに清掃します。アルコールを含ませた綿棒で清掃する場合は、“キュッキュッ”と音がするくらいに押し当てて左右に動かし清掃してください。(写真2
(c)上記(a)(b)を行っても軸ずれが起こってしまう場合は、ファイバの清掃が不十分だったことが考えられます。 前記(2)の手順に戻り、心線被覆除去からやり直します。
(6)融着部補強
ファイバ融着部にファイバ保護スリーブを被せ、加熱器上で心線補強を行います。
心線移動時にファイバを曲げたり捻ったりしないように注意してください。破断の原因になります。
ファイバ保護スリーブは接続中心にセットしてください。
加熱器へのセットは、ファイバが曲がらないように軽く引っ張りながらセットしてください。
単心ファイバの場合、捻れ防止のため、ファイバの被覆上にマーキングしておき、マーキングの位置をそのままに加熱器に乗せます。

(1)接続点中心にセット (2)クランプを閉じる (3)軽く引っ張る

光コネクタの接続損失測定方法
●シングルモードの場合
図1のように、測定系を構成します。
(JIS C 5961に準拠した方法)
図1

被測定コネクタにパワーメータを直接つなげられない場合(パネル等にアダプタが搭載されている場合等)、図2のようにマルチモードファイバのパッチコードを受け側に使用します。) 図2
●マルチモードの場合
定常励振モードで測定するために、図3のように励振器を測定系に導入します。
測定するファイバと同種の長尺ダミーファイバ、および
GSGG型励振器(従来より通信事業者等が使用)。
図3

LED光源を使用する場合、図4のように1.5dBモードスクランブラを作成して、図3の励振器の代替とします。 (JIS C 5961による方法) 図4
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